姿勢に関する重要情報

 このページは、姿勢(調整)改善を中心として今まで私が手技療法や鍼灸治療などの臨床に関する経験と、トレーニングや技術の指導者としての30数年に渡る経験を踏まえて、最も重要だと考えている事についてをお伝えしています。
 
 ちょっと長くなるので、姿勢に関心のある方だけ読んで下さい。

 私は治療家である前に武道家でした。

 私は小学生の頃に武道に目覚め、空手、剣道、柔道、拳法と様々な武道や武術を学び、指導者としての道を約25年に渡り歩んで来ました。
 
 そんな私が治療家となったのは、武道を学ぶ上の探究心と交通事故で負傷した体を治療する中で、東洋医学的な治療が最も効果が高かったからです。

 武道も治療も人の体を扱うものです。

 そんな事から私の探究心はますます深まり、自分の中で掲げたモットーは『一瞬で人を倒し、一瞬で人を治す』と言う非常に欲張ったものでした。

 以前私が親しくしていた当時70代半ばの空手9段でやはり同じ治療家の方にこの話をしたところ、「それは厚かましいな、一瞬で人を倒すのはまだしも、治すのは無理だよ」と言われた事があります。
 
 本当はどっちも難しいのですが、まあモットーを掲げるのは私の自由なので、良しとしておきましょう。

 ところで、東洋医学では全体観と言うものを重視し、様々な症状について症状にとらわれる事無く、常に患者さんの心身を含む全体を観ると言う事を重視します。
 
 この辺は私の著書である全ての医療はかたよりだった!:文芸社刊に詳しいので、関心があれば読んでみて下さい。

 その全体観から腰痛と言う症状を例に考えて見ると、確かに腰痛は腰の痛みには違いが無いのですが、しかし腰痛と言う症状は多かれ少なかれ腰以外の他の部分にも影響を与えています。
 
 また一言で腰痛と言っても、疲労性の腰痛から腫瘍による腰痛まで、その原因も千差万別で、治療法も色々と考えられる訳です。
 
 従ってここでは腫瘍に伴う腰痛などは除いて、ヘルニアなどによる腰痛を考えて見ましょう。

 ヘルニアのメカニズムについて、関心があればこれもネットで調べて見て下さい。

 要するに腰を構成する骨と骨の間にある軟骨が弱って、中にある髄核が外にはみ出て来て、側を通っている神経を圧迫する事で起こる腰痛です。

 しかしそれは結果的にそうなっているだけで、根本的な原因としては、ヘルニアを起こしている部分が弱っているのか、あるいはそこにだけ強いストレスが掛かった事でそうなったと考えられるでしょう。
 
 そこで考えなければならないのが、そうならない為にはどうすれば良いかと言う事です。

 良く言われるのが、筋力の強化です。

 私も昔は腰痛の患者さんに「腹筋や背筋を鍛えて下さいね」と言って、その方法をお伝えしたり、腰痛体操のプリントを差し上げたりしていました。

 もちろんそれも大切です。

 しかしもっと大切な事があるのです。

 それは、正しい姿勢が維持されている事。
 そして体の各関節が本来の位置にあり、かつ正しく動く事なのです。

 残念な事にこの二つの条件を備えた人と言うのは、非常に少ないのです。

 何故少ないのか、それは正しい姿勢の標準が不明確であり、また姿勢本来についての正しい知識を持っている人が少ないからだと考えられます。

 先ず、正しい姿勢と言うからには基準が無ければなりません。

 それはただ、脊柱のカーブがS字状だとか、骨盤に左右差や捻じれが無いとかだけでも有りません。

 さらに正しい姿勢の上で、肩や膝や足首など関節が正しい位置にあり、それらの関節が本来持っている正しい動きをする事が重要なのです。

 こう書いてしまうと「なんだそんな事か」と思う人もいるでしょうが、こんな単純な事が本当は理解されていなかったのです。

 腰痛だから腰を治療するとか、腰痛だからその痛みを取ると言う発想では西洋医学の投薬や手術と言った局所的な処置と言う発想と特に変わりません。

 それより腰痛が全体に及ぼす影響を観察し、腰痛に対する局所的治療と、全身の姿勢の変化を良い方向に改善すると言う二つの作業が本来は必要だったと言う事になります。

 さらにその改善された姿勢を維持して行くには、背骨を始め肩や膝、足首などの関節を本来の正しい位置に安定させる為の筋肉の状態と強さが必要となります。

 もう一度これらの大切な要素を大まかに整理すると

一、正しい姿勢(骨盤の状態、背骨の形状など)。
二、正しい関節の位置関係と動き。
三、正しい筋肉の状態と強さ。

と言う事になります。
 
 私の尊敬する治療家で、操体法の創始者故橋本敬三先生の言葉に『治療など下の下だ』と言うのがあります。
 
 東洋療法の治療家で、かつ医師であった橋本先生自身がこの様な言葉を残すのは意外な気もしますが、こうして考えて見ると、上の三つの条件を整える事で、治療を要する腰痛などの症状が起こりにくくなる事が想像できます。
 
 『因みに現在私は橋本先生の残された“操体法”を基に、長年の臨床経験の蓄積と、優れた用手療法などを取り入れた“フィードバックSOUTAI™”を考案し、臨床への応用と指導を行っています』

 さらに症状がある場合は
①症状を取り去る治療を施す。
②症状に関連して起った姿勢の歪みを改善する。
③各関節の位置を正しい位置に誘導し、各関節の動きを正常な状態にする。
④②と③を常に維持する為に、必要な表面や深部の、また大小の筋肉を強化する。

 以上の条件が整って始めて、痛みや不快の無い快適な体の状態が求められると言う事になります。

 一昔前に比べて、健康維持の為に筋力トレーニングを行う事が推奨される様になって来ましたが、ボディビルダーや、特に大きな筋肉をつけたい特殊な人を除いて、もう一度筋力トレーニングの目的を考えなおす必要がある様に思います。

 それはさておき、今までの私の治療家としての知識と臨床経験やトレーニングの指導者としての経験などを統合した結果、(A)治療(痛みや違和感を取除く)⇒(B)姿勢改善(背骨や関節の形状、位置、機能を改善する)⇒(C)トレーニング(筋力、持久力の強化)と言う流れが出来上がって来たのです。

 もちろん、痛みなどの症状が無い場合は(B)姿勢改善⇒(C)トレーニングと言う流れでも良いし、或いは(B)の姿勢改善を中心に考える事も、(C)のトレーニングに重点を置く事も全て自分の状況に応じて行えば良いのです。

 従来の痛みや不快感だけにこだわった治療や、全体の姿勢や関節の位置、動きを無視したストレッチなど、そして筋肉の発達や強化にこだわり全身の姿勢を忘れた筋力トレーニングなど、どれをとっても偏ったものばかりでした。

 『治療など下の下だ』橋本先生の言葉が、また蘇って来ます。

 正しく綺麗な姿勢、そして快適かつ自在な動き。
 恐らくそれが健康な体の姿に違いありません。

 私の施設では、以上の様なプロセスから厳選された実証された、治療法、姿勢改善法、トレーニング法を提供しています。

 長い文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 少しでも私のお伝えしたい事が伝わっていれば幸いです。

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