加圧トレーニングの特徴

 加圧トレーニングの大きな特徴には、小さな負荷(重量)で大きな運動効果を得られると言う事と、短い運動時間でやはり大きな運動効果を得られると言う、メリットがあります。
 これは重い負荷を与えなくても、筋肉は強くなり、また負荷のかけ方を工夫すれば軽い負荷でも筋肉を短期間で太くする事が可能だと言う事になります。
 また通常のウェイトトレーニングの様に、沢山の種目を長時間かけて筋肉がへばるまでトレーニングをしなければならないと言う事もありません。

ダイエットについて

 ダイエットの問題にしても、先ず考えなければならないのが体脂肪の分解ですが、これは加圧トレーニングで血中に多量に出てくる成長ホルモンのおかげで、それほど苦労しなくても分解を期待する事ができる訳です。
 従ってあとはどうやって効率よく分解した脂肪を燃焼させるかを考えればよい事になります。
 このように、加圧トレーニングでは、軽い負荷で、短い運動時間で、しかも効率よく運動ができると言う、従来に無い大きな特徴を備えています。


一般向けトレーニング

サスペンショントレーニング

 当施設では一般向けトレーニングとして、上肢の加圧トレーニングと下肢の加圧トレーニングをセットにして、上肢の加圧トレーニングではベンチプレス、バタフライ、プルダウン、アームカール、ショルダープレスの5種目と腹筋等を10分間で、下肢の加圧トレーニングでは、スクワット、レッグエクステンション、カーフレイズ、レッグカール、の4種目の後、デッドリフトやサスペンショントレーニング等の体幹トレーニングの種目を組み合わせて15分間で行うようにしています。
 
 またトレーニングをする方の年齢や性別を充分考慮して、適当な圧力とウェイトのバランスを調整しながら、短期間でその人のベターな状態にまで筋力や筋持久力を引き上げられるようにパーソナルトレーニングを行っています。


中高年向けトレーニング

加圧スキルウォーク

 当施設では今まで運動経験の無かった中高年の方にも安心して加圧トレーニングを受けていただけるように、加圧ウォーキングを実施しています。
 また従来加圧ウォーキングと言うとただ加圧をして歩かせるところが多いようですが、当支部では競歩のドリルをもとにしたスキルウォークの基本を身に付けていただきながら、ウォーキングマシンを使って歩いていただいています。
 特に加圧をしてウォーキングを行う際に大切な事は、歩き方を誤って、足腰に余計な負荷をかけないように注意しなければなりません。
 一般に公園などで見られるウォーキングスタイルには、必要以上に手を大きく振って大またでガシガシ歩くものが観られますが、このような歩き方の場合は足首、膝、股関節、腰などに余計な負担をかけ、歩くことが故障につながる危険性があります。
 当施設ではこのような誤ったウォーキングによるリスクを排除し、安心して加圧ウォーキングをしていただけるように特に留意しています。
 加圧トレーニングの知名度が高まる中、これからはトレーニングを受ける側では、加圧トレーニングなら何でも良いのかと言う疑問を持って、トレーニングの質を確かめた上で施設を選ぶ事が重要でしょう。
 またゴルフをされる方では、ショットに必要な上肢や下肢の筋肉を無理なく強化する事で、今よりもっと飛距離を伸ばす事も可能になります。
 もうこれ以上は無理だとあきらめていた方にも、加圧トレーニングは是非お勧めします。


高齢者向けトレーニング

負荷なしでトレーニング

 先の中高年向け加圧トレーニングと比べて高齢者向けの内容は若干強さを落としています。
 もちろん運動経験や、その他個人によって今までのライフスタイルや、生活環境にも違いがあります。
 さらに大きいのは個人のモチベーションだと思います。

 たとえば同じ80歳でも現役でゴルフをされている方と、せいぜい週に2,3度散歩をする程度の方とは同じ年齢でもトレーニングの内容が変わるのは当たり前です。

 たとえ高齢者と言われるようになっても、死ぬまで自分の事は自分でできる状態でありたい。
 真剣にそう思われている高齢者の方にこそ、当施設での加圧トレーニングをおすすめいたします。
 


競技者向けトレーニング

 当支部では、野球、陸上競技、各種格闘技、をはじめとして、数多くのアスリートに対して加圧トレーニングを実施しています。
 これら競技者に対するトレーニングの特徴としては、(1)加圧による筋力トレーニングと(2)加圧によるパフォーマンス・トレーニングに大別することが出来ます。
 野球による投手へのトレーニングを例にとって説明しますと、(1)の基本的な筋力トレーニングによって、上肢では大胸筋や上腕二頭筋や三頭筋などの比較的大きなアウターマッスル(表面の筋肉)を強化し、下肢では、大腿四頭筋や大腿二頭筋、下腿三頭筋などのアウターマッスルを強化し、さらに股関節周辺などのスタビライザーの強化を図ります。

 また(2)のパフォーマンストレーニングでは、投球専用のトレーニング器具などを併用して、俗に言う肩のインナーマッスル強化を行います。
 当支部で行っている投手用の加圧によるパフォーマンス・トレーニングでは、従来のチューブトレーニングの様に、個々のインナーマッスルに対してバラバラに行う様なトレーニングでは無く、投球と言う動作に必要な全てのインナーマッスルを、加圧によって投球の動作の中で強化して行く事が出来るために、トレーニングによって生じるフォームの不安定さを防止する事が出来るのです。

 これは一例ですが、これ以外の種目や動作においても、その種目特有の動きの中で必要な筋肉(持久力と瞬発力)とフォームの安定性を強化する事が可能な点が、加圧によるパフォーマンス・トレーニングの特徴です。


加圧ケトルベル®トレーニング

加圧ケトルベル商標

 当施設では、5年の歳月をかけて『加圧ケトルベルトレーニング』のメソッドを開発しました。
  ケトルベルはもともとロシアに古くから伝わる、鉄の塊と言っても良いほどシンプルな器具です。
  しかし反面、ダンベルなどと比べて動作時の軌道が不安定な為に、通常より多くの筋肉に負荷をかけると共に、1RM(最大筋力)に対する必要負荷も通常のトレーニングとは異なっています。
  また加圧トレーニングに用いた場合、いわゆる適正な圧力と重量負荷との兼合いが難しく、たいていの場合は重すぎる重量を用いてしまい、加圧とケトルベルの相乗効果、と言うよりは単なる重量負荷による効果で終わってしまう事が多いのです。
  これは加圧トレーニングを熟知した指導者にケトルベルの経験が少ない為にやむを得ない事でした。
  しかし当施設では指導者自身の長年の経験と、多くの方々への指導の結果、加圧トレーニングとケトルベルトレーニングの双方の効果を相乗的に引き出す、独自のノウハウを確立し、加圧トレーニングの中級者、上級者向けのトレーニングメソッドとして提供しています。

加圧ケトルベル®の効果

 その効果は、『筋力アップ』と『持久力アップ』が同時に出来ると言う点にあります。
 また『体幹部のトレーニング』や『スタビライザー強化』『ファンクショナル(機能的)トレーニング』などと言った、従来のウェイトスタック方式のトレーニングマシンやその他のフリーウェイトによるトレーニングでは得る事の難しかった複数かつ効果的なトレーニング効果が、加圧トレーニングとケトルベルトレーニングのコラボレーションによって得られる様になったのです。

加圧ケトルベル®の注意事項

 しかしこの加圧ケトルベル®はいきなり加圧トレーニングと筋力トレーニングの初心者に行うと、トレーニングの負荷強度が高すぎる為に、疲労感も大きく、場合によっては貧血などの症状を起こす事もある為、あくまで従来の加圧トレーニングを一定期間キチンと経験されたいわゆる加圧トレーニング中級者以上を対象として行わなければなりません。

加圧ケトルベル®の商標について

 当施設では加圧を用いたケトルベルによるトレーニングが安全に行えるように十分に工夫を行い、『加圧ケトルベル®』の登録商標も取得しています。
 一定の条件を満たした指導者を対象に、そのノウハウも公開しています。
 関心のある加圧トレーニング指導者の方は当施設までお尋ねください。


リハビリと治療

 加圧トレーニングの大きな特徴には、トレーニングの効果以外に治療効果の高さが上げられます。
 これはあまりマスコミで取り上げられる事がないので、一般にも知られていないようですが、ムチウチ症やヘルニアをはじめとする各種の運動器系疾患をはじめとして、東大病院でも循環器などの疾患にも新しい治療法として用いられています。
 当施設では主に運動器系(腰痛、ムチウチ、股関節など)の症状に対して、鍼や用手療法と並んで物理療法の一つとして加圧による治療を実施しています。
 また治療そのものが筋力トレーニングとなるために、骨折などには骨の癒合を早める効果とギブスなどの固定による筋力の低下を防ぐ効果が期待できます。
 さらに脳梗塞などの脳血管疾患による麻痺等においても、加圧トレーニングは大きな効果を発揮する事があります。
 当施設においても、従来からの鍼灸等によるリハビリに加え、加圧トレーニングによるリハビリテーションは麻痺性の疾患に大きな効果をあげています。