講座の詳細

(A)『臨床・連動療法(C.I.T)』コース

 このコースは当学院のスタート時点から、ボディトリートメントコースとして提供されていた〝操体法〟がベースになっています。
 概略のページでも説明していますが、私自身が操体法を臨床に取り入れてからもう40年を超える様になりました。
 その間、この操体法の原理を元に、〝フィードバックテーピング法〟なども開発してきました。
 私はこの操体法以外にも幾つかの用手療法や運動療法を学び、実践もしてきましたが、やはり安全性と効果の確実性などから、〝操体法〟が用手療法と運動療法の双方の優れた部分を持ち合わせた治療の技法だと確信しています。
 しかし何十年も使い続けているうちに、いくつか気になる部分が出てきたのです。
 その一つが連動の問題でした。
 最近ではアナトミートレインの様に、解剖学的な全身の連続性が知られるようになってきましたが、東洋医学では遙か昔から、経筋と言う筋肉上を流れる〝気〟の流れるルートが知られていました。
 例えば『足首に与えた操作が頸に影響を与える』などと言う事は、鍼灸の世界ではごく当たり前になっていますが、実は操体法でも刺激を加えたところから離れた場所に影響を与える事は当然の事なのです。
 操体法ではこれを〝連動〟と表現しています。
 私はこの連動をもう少し深く掘り下げる必要を感じだしたのです。
 詳しくは私の著書『臨床・連動療法』(アマゾンにて販売)で解説していますが、この連動に着目し、さらに連動の効果をより積極的に高めた施術法がこの『臨床・連動療法』です。
 また主に痛みや関節の機能障害の治療法として開発したこの『臨床・連動療法』が、実は非常に効果的な体幹の強化法としても活用できることが判ってきました。
 応用法としては、寝たきりの人への筋力強化などにも効果が期待でき、寝たきりでも意欲のある方ならある程度は自分でもトレーニング出来る方法が含まれています。

《主な講義内容》
♢基礎編
 ・操体法理論編
 ・一般的な施術法 (体幹部、上肢、下肢)
 ・操体法を応用した骨盤矯正法
♢臨床編
 ・『臨床・連動療法』理論
 ・評価法(姿勢、歩行、体幹の筋力、他)
 ・『臨床・連動療法』実技(体幹トレーニングへの応用法を含む)
 ※使用するテキスト(『臨床・連動療法』アマゾンにて販売

《講習時間》
 25~30コマ(1コマを80分とする)
《入学金》
 50,000円(税別)(※初回の受講コースに限り必要です。)
※但し(A)コース(B)コースを連続受講する場合は半額となります。
《受講費用》
 150,000円(税別)(テキスト代金を含む)
《開講予定時期》
 2021年4月開講予定
《開講形態》
 平日夜間コース(週1~2回:18時~21時頃)
 土日集中コース(月2回程度/土曜日:14時~ 日曜日:10時~)
《受講要件》
 前ページ〝概略〟参照

(B)『ペインフリー(P.F.T)』コース

 私がこのテーピング法を10数年かけてここまで育ててきた1番大きな理由は、自分の抱える首の痛みや腰の痛みが様々な治療を受けても全く改善できなかったと言うところにあります。
 残念なことにこの方法は自分でするというのが少し難しいので、結局開発者の私自身も人に施術してもらうしか方法がないのですが、この方法があると思うだけでずいぶん気持ちが楽になっています。

 私は過去に大きな交通事故に3回ほど遭遇し、その結果頸椎に明らかな変形が生じています。
 その変形のために30代の前半からずっと痛みを抱えて生活してきました。
 また中学1年生の時に椎間板ヘルニアとなり、その後10代後半から30代後半まで武道を実践してきましたが、やはり常に腰痛は私の足を引っ張ってきました。
 長年首や腰の痛みを抱え、もちろんそのために様々な治療を実施してきましたが、本当に痛みから解放されるという状態になった事はありませんでした。

 しかしこのテーピング法に行き着いて、実際に自分に試してみたとき、今までにないほどの快適な感覚を味わうことができたのです。

 もちろんその時は、人にやり方を教えてやってもらったわけですが、薬も飲まないし鍼灸もしないし、特に時間がかかる訳でもありません。
 たった1枚のテープを一定の方向に貼っただけで、今までずっと抱えていた苦痛が嘘のように解消したのです。

 これは私にとってとても大きな感激でした。

 そこでこの方法をより確実なものにするために、様々な試行錯誤繰り返してきたのです。
 そのような経緯で開発されたテーピング法とテープは、 10数年の歳月をかけてやっと特許申請にまでこぎつけられるような状態になったのです。

 しかしこのテーピング法が痛みに対して万能である、などと言うつもりは毛頭ありません。
 なぜならば痛みには様々な種類があり、単に痛いからそれを取ってしまったら良いと言うものでも無いのです。
 しかし痛みを抱えることの辛さは、実際に痛みを抱えた人でなければわかりません。
 私はこの方法を、人間の感じる痛みを情報として捉える、痛みとのコミュニケーションの方法だと考えています。
 従ってこの方法はどんな種類の痛みであれ、体の表面に投影されている痛みであれば全ての痛みを対象としています。

 もちろん何度も言いますが万能ではないので、キレイに消える痛みもあれば期待した結果の出ない痛みもあるようです。
 しかしこの方法を身に付けておけば、例えば鍼治療が嫌いな人であっても全く不安なく、また痛みもなく、副作用もなく安心して施術できると言う大きな強みがあるのです。

 少しオーバーかも知れませんがある意味で今後一部、鍼治療などに置き換わるこれからの治療法となるのではと自負しています。

 さらにこのテーピングの効果をもっと高めるには、運動と組み合わせる事も重要だと言う事が判ってきました。
 また、〝痛みがあるから動かさない⇒動かさないから余計に動かなくなる〟と言う様なある種のマイナスの循環は日常よく見られます。
 こんな場合でも一カ所から数カ所にペインフリーテーピングをするだけで、〝テープで痛みを取る⇒痛くないから動かせる⇒動かすから強化出来る〟と言うようにプラスの循環に切り替える事も可能になります。
 この時に大切なのは、正しく動かすと言う事であり、その為には正しい動かしかたを学ぶ必要が出てきます。
 それが優れた運動療法です。
 この講座ではペインフリーテーピングの効果を高める優れた運動療法として、〝エゴスキュー運動療法〟を学んでいただけるようになっています。

《主な講義内容》
♢基礎編
 ・フィードバックテーピング法理論編
♢応用編
 ・応用法理論(経穴、トリガーポイント、筋膜リリース)
♢運動療法
 ・評価法(姿勢、歩行等)
 ・エゴスキュー運動療法の基本
 ※使用するテキスト(『ペインフリー』アマゾンにて販売

《講習時間》
 15~20コマ(1コマを80分とする)
《入学金》
 50,000円(税別)(※初回の受講コースに限り必要です。)
 ※但し(A)コース(B)コースを連続受講する場合は半額となります。
《受講費用》
 100,000円(税別)(テキスト代金を含む)
《開講予定時期》
 2021年4月開講予定
《開講形態》
 平日夜間コース(週1~2回:18時~21時頃)
 土日集中コース(月2回程度/土曜日:14時~ 日曜日:10時~)
《受講要件》
 前ページ〝概略〟参照

『ボディコンディショニング・スペシャリスト〝B.C.S〟の称号授与』

 (A)(B)両コースを修了し、認定考査(理論、実技)を受験し合格された方は当学院より《ボディコンディショニング・スペシャリスト〝B.C.S〟》として認定し、称号を授与します。

《認定考査費用》
 5,000円(税別)
《認定費用》
 10,000円(税別)(賞状発行費用等を含む)

《今後開設予定のコースについて》

『ハイパー・プロジェクション・セラピー(H.P.T)コース』

 この講座は、結論から言うと『ペインフリー(P.F.T)』コースで学ぶフィードバックテーピング法を用いて軽い精神症状を緩和しようというものです。
 このセラピーのもとになるものには、アメリカのミルトンエリクソンと言う精神科医が残された医療催眠と、NLP(神経言語プログラミング)があります。
 もともと私はこの2つの超心理療法と言われる方法を使って、多くの精神的、心理的な問題を抱えた人たちに対してセラピーを行ってきました。
 その臨床については、 “すべての医療は偏りだった!! ” (文芸社刊)に詳しく述べていますが、特にこういう超心理療法を用いて臨床に当たっていた時に思っていたことは、「身体的な症状に対して、例えば腰痛などに対して催眠療法などが効果を上げることがあるのだろうか」といった疑問でした。
 そこで可能な範囲でそういう痛みを抱える人に対して、心理的なアプローチで改善を試みたことが多々ありました。
 結果はと言うと、よくなることもあれば全く効果のないこともありました。
 それは私のスキルが未熟だからかもしれませんが、ぎっくり腰が催眠で楽になったり、一時的ではあっても近眼の人が眼鏡なしで字が読めるようになったり、といったようなことが何例か体験されました。

 そこで今度は抑うつ感や、不安感など、様々な精神症状に対して肉体的なアプローチを行うことで改善させる事かできないのだろうかと、思うようになりました。
 
 私の研究所の名称は“東洋物療研究所”です。

 これはあくまでも物理的な刺激と言うことにこだわってつけられた名称でした。
 しかしここに至るまでに、超心理療法や、外気療法などフィジカルなアプローチだけではなく、メンタルなアプローチもまたエネルギー的なアプローチも方法にこだわることなく取り組んできました。

 私が臨床に関わって40年、最終的にはやはりフィジカルなアプローチと言うものが私のテーマであると考えています。
 従って精神的な症状に対して、どのように物理的な刺激で改善できるのかということがここを数年来の研究課題でした。
 確かに鍼灸など、東洋医学的な物理療法にもそのような治療法が無い訳では有りませんが、私が目指すところは単なる物理的な刺激では無く、物理的刺激と超心理療法の融合と言ったところでした。

 現在も加圧トレニングによる臨床などを行っていますが、この加圧トレーニングでさえの自身の研究の中では自律神経に対する影響や、精神状態に対する影響がテーマとなっていました。
 この講座で公開し講習を行うハイパー・プロジェクション・セラピーは、そんな臨床と研究の総集編とでも言うべきものなのです。

 しかし複雑なプロセスを持つ治療法であれば、それを身に付けてもらうのにずいぶんと時間がかかってしまいます。
 また臨床家の中には自分の興味の持てる分野とそうでない分野であり、様々なジャンルを幅広く学ばなければならないと言うことになると、せっかく興味を持っていただいても途中で諦めてしまう人が出てくるかもしれません。
 そこで私は最終的に施術法としてはフィードバックテーピング法(すなわちテープ1枚での治療)にこだわりました。
 心理的症状の程度にもまた種類にもよりますが、日常多くの方が体験する抑うつ感や精神的に不快な症状を、身体的な感覚に置き換え(投影し)このテーピング法で改善させる。
 これこそが我が“東洋物療研究所”の真骨頂だと自負しています。

《開講予定時期》
 未 定
《講習時間》
 未 定
《受講費用》
 未 定(テキスト代金を含む)
《開講形態》
 未 定
《受講要件》
 『ペインフリー(P.F.T)』コースを修了している事。

『ヘルシーライフプランナー(H.L.P)養成コース』

このコースは、個人の健康計画をプランニング出来る『ヘルシーライフプランナー(H.L.P)』を養成するコースです。
 詳細は書籍『心・体・気 ヘルシーライフプランニング: もう一つのライフプランニング 』(アマゾンで購入可)にも記されていますが、このプランニングは言わばファイナンシャルプランの健康版とも言える健康計画を、個人個人のライフスタイルやニーズに合わせて作成出来るプランナーを養成するコースです。
 このプランニングの大前提は、人が健康である為に必要な要素を〝心〟〝体〟〝気〟の三つの要素から考えている点にあります。
 経済学の視点から見たこのプランニングについては、推薦の言葉の中で国際経済学者の木村公一氏(Ph.D.)が明快に定義されています。
 また栄養や食事では無く、あえて〝心〟〝体〟〝気〟の三要素を中心に据えている理由は、この本のベースになった〝シンセティック・セラピー〟(新風舎)や〝全ての医療は偏りだった!〟(文芸社)などで明らかにしているように、人が生きるという根源的な部分を掘り下げるとこの三要素に行き着くという筆者の臨床経験から導き出されているからです。
 またその思想的な背景は西洋医学では無く、あくまでも東洋医学です。
 病むことも癒えることも全ては〝心〟〝体〟〝気〟の三要素のバランスの問題だと考えています。
 つまり病は三要素のバランスの崩れであり、癒える事はそのアンバランスが調整され改善された状態だと言ういわば東洋医学の原則的な考え方です。
 そしてそれを前提とした健康計画を作成し、クライアントに提示すると共にクライアントが安定して継続出来る事がこの『ヘルシーライフプランナー』の役割となります。

 ※使用するテキスト
『心・体・気 ヘルシーライフプランニング: もう一つのライフプランニング 』(アマゾンで購入できます
ヘルシーライフプランニングの動画解説

《開講予定時期》
 未 定
《講習時間》
 未 定
《受講費用》
 未 定(テキスト代金を含む)
《開講形態》
 未 定
《受講要件》
 初級、中級、上級等のコースにより受講要件は変わる予定です。