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骨盤矯正のページ

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骨盤矯正について

 最近街を歩いているとやたらと〝骨盤矯正〟の看板やのぼりが目につきます。
 これは骨盤の存在について、多くの方の関心が高まっている証拠だと思われます。

 確かに骨盤についても私が最初に解剖学を学んだ当時から比べて、その機能などに関してはずいぶん研究も進み、多くの事実が明らかになってきているようです。

 またテレビなどで、骨盤を矯正するだけでウェストが瞬時に細くなるなどのデモンストレーションが行われたりするものですから、ことさら骨盤が注目され、〝骨盤矯正〟が一つのビジネスになるのだろうと考えています。

骨盤矯正ってどうなの?

 
 骨盤の役割は様々です。
 例えば骨盤の中には腸などを始めとしてたくさんの臓器が収まっています。
 女性であれば卵巣や子宮などは全て骨盤の中にありますし、膀胱なども骨盤の中に納まっています。

 また骨盤(寛骨)は仙骨とくっついていて、仙骨の上には腰椎などの脊柱(背骨)が乗っかっています。

 またその脊柱の中には脳から連なる脊髄が収まっていて、それらは内臓のコントロールに関わっています。

 要するに骨盤イコール骨格の土台であり、体の基礎の部分だとも言えるところです。

 家に例えると、骨盤が土台で背骨が柱だと言うようなたとえが良く聞かれますが、確かにその通りだと言えるでしょう。

 そこで単純な疑問が湧いてくるのですが、果たして骨盤矯正と言う治療法そのものが、そんなに簡単に成り立つものなのだろうか?と言う事なのです。

 私は20代の前半に操体法と言う用手療法を学びました。
 これを発展させて自分なりに進化させ〝フィードバックSOUTAI〟と名付けた用手運動療法を主な施術の手段として用いています。

 しかしこの方法だけではなく、ここ30数年の間には様々な療法を学んできました。
 その中にはやはり骨盤を重視するものや、仙骨に着目したものもありました。

 極端な場合は、ただ骨盤を調整するだけで全て良くなるとか、仙骨を調整するだけで全て解決する、と言ったかなり極端な方法もあったようです。

 そしてそう言う治療法はひと時、一世風靡する事があるのです。
 
 治療の世界も面白いもので、一世風靡してもいつかすたれて忘れられていくものもあれば、忘れられたと思っていてもまたいつの間にか復活しているものもあります。

 この骨盤矯正についても同じことが言えるようで、過去30数年近くの間に少なくとも2~3回はブームが到来しているようです。

 骨盤矯正⇒歪んだ骨盤を正しい状態に戻す。
 ならばそれはそれで良いのですが、果たしてすべての骨盤矯正がそう言う結果を出せるのかどうか、その点がとても心配なところです。

 かつて私が他の骨盤矯正的な治療を標榜する団体の本部施設、と言うところでそういう類の治療を受けた時にその後数年間苦しまなければならないと言う経験をしました。

 すべてがそうだとは言えませんが、やはり一カ所に集中的に刺激を加えて治療すると言うのはそれなりのリスクが伴うようです。

理想的な骨盤矯正とは

 私はあまりこの〝矯正〟と言う言葉は好きではありません。
 なぜかその言葉のニュアンスには、強引な力づくのニュアンスが含まれているように思えるからです。

 そして歪んだ骨盤を整える事は大切ですが、あくまでも全身の骨格系、筋肉系を整える過程で、歪んだ土台を整えると言う意識が大切だと考えています。

 また骨盤を支える下肢の問題も避けては通れません。

 股関節や膝関節、そして足関節など、骨盤を支える下肢の関節のくるいも見逃す事が出来ないからです。

 ですから骨盤を調整する上には、股関節以下の関節に大きなくるいがないかどうか、そしてあればそれらのくるいもあわせて一緒に調整する事が理想的な骨盤調整だと私は考えています。 

 腰痛のページでも述べましたが、治療行為も一つ間違えば体を壊す引き金にもなりかねません。

 治す事と壊す事は紙一重の場合もある、と言う事を知って欲しいと思います。

 

 

  

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