当施設で行うエゴスキューメソッドについて
インナーマッスルとアウターマッスル
当施設で行うエゴスキューの運動療法の最大の特徴は、加圧トレーニングとの組み合わせにあります。
加圧トレーニングは一般的にアウターマッスルと呼ばれる表面の筋肉を強化するために使われると思われているようですが、実際は用い方によってインナーマッスルと呼ばれる深い部分の筋肉を強化することも可能なのです。
当施設では従来から加圧トレーニングによるインナーマッスルの強化法の研究に取り組み、例えばピッチャーの肩を強化するためのトレーニング法などで実績を上げてきました。
エゴスキューのメニューはやはりインナーマッスルを強化することが重要なポイントとなっていますが、場所が深い部分の筋肉であることから、効果的に刺激を与えることが簡単ではなく、長時間にわたって同じ姿勢をとる必要があり、当施設では不評の原因となっていました。
加圧トレーニングの効果と大腰筋
ところが最近になって、事前に加圧トレーニングを行ったり、あるいはエゴスキューのメニューの中に加圧トレーニングを取り入れることで、時間を短縮しながらより効果を上げることが判ってきました。
特に大腰筋と呼ばれる大腿骨と腰椎をつなぐ筋肉は、非常に特殊な形をしているために、これを効率良くかつ正しい長さにストレッチすることは非常に難しかったのです。
もちろんエゴスキューのメニューの中にはこの大腰筋をターゲットにした優れたメニューがあるのですが、これも場合によっては一種目で2時間近くもかかってしまうという欠点を持っていました。
ところが当施設では、加圧トレーニングを効果的に組み合わせることでわずか5分から10分という驚異的に短い時間で、エゴスキューのメニューの2時間分に匹敵するような効果をあげられることが分かってきました。
したがって当施設に行うエゴスキューのメニューでは、こういった他の施設では真似のできない特殊な方法が使われています。