加圧トレーニングと自律神経について

 先行の研究から、加圧トレーニングが自律神経に何らかの影響を与える事が示されていました。
 また基本的な考え方としては、加圧中に交感神経が優位になり、除圧により副交感神経が優位に切り替わると言うものでありました。
 しかしそれが全てのケースに当てはまるかどうかが断言できるものでは無いのでは無いかと言う疑問から、特徴的な被験者を選んでか加圧トレーニング前、トレーニング中、トレーニング直後に分けて心拍変動解析を行い、自律神経の状態を計測したので、その結果を公開したものであります。

字が小さくて見にくい場合は、下記のユーチューブでご覧ください。
http://youtu.be/jAtr9WPEoWs

備考:加圧トレーニングが自律神経に影響を与える事は既に知られていましたが、個人個人で自律神経に関しては様々な状態が想定されます。
 例えば人によっても、時間によっても、交感神経が優位であったり、また副交感神経が優位であったりと変動しています。
 ただ加圧トレーニングの作用として変わらないのは、加圧トレーニングをすると自律神経は刺激を受けると言う事でした。
 ただそれはコントロールできると言う意味では有りません。
 しかしもう少しこの分野で研究が進めば、コントロールが可能になって来るかも知れません。
 これはまだまだこれからの分野です。
 尚、自律神経の状態の計測には、心拍変動測定器(CMH3.0)を用いています。