児童期の加圧トレーニングについて

　この研究は、児童期の子供に対しての加圧トレーニングの是非、またもし児童期の子供に対して加圧トレーニング行うとすれば何に注意しなければならないのか、などについての調査に関する内容が公開されています。
　特に児童期の筋の発達については、研究そのものが大人に比べて進んでいないと言う現実があります。
　しかし、加圧トレーニングの強みである、低負荷での筋肥大、筋力増強効果に加えて、パフォーマンス向上への効果や、それに伴うリスクを低下させるメリットなどを考えると、今後絶対に進化させなければならない領域だと考えられます。

備考：「子供に加圧トレーニングできますか？」今まで色々な場所でこういうご質問をいただきました。
　私は「YES」だと思うのですが、じゃあ何でもオーケーかと言うと、けっしてそういう訳では有りません。
　自分の子供二人に対して、小学校の中学年から加圧トレーニングを始めています。
　特に大きな障害はありませんでしたが、一度クロカンの大会で試合直前の加圧によるコンディショニングの際に水分補給を怠り（試合前にあまり水分を取るとスタート待機中にトイレに行きたくなるから困る）2人とも試合中に脱水症状を起こした事があります。
　またベルトのサイズの関係から、下肢だけしかトレーニング出来ない状態が続くと、下半身と上半身にアンバランスな状態が起こる可能性がある事も考えられます。
　以上全く問題が無い訳では有りませんが、その点をクリアできれば将来のアスリート養成には強力な武器となる事は間違いありません。